投資の基本(安く買う、高く売る)
WordPressでブログを立ち上げてから初めての投資に関する投稿です。
記念すべき投資関連の初投稿で、投資の基本を考えていきます。
基本は「安く買って、高く売る」
当たり前のことで、あちらこちらで語られています。これだけでは、「いまさら、何言ってんの、わかりきったことでしょう」となってしまいますので、自分の投資経験の反省も含めて、具体的なところまで考えていきたいと思います。
基本中の基本は「安く買う」
「安く買って、高く売る」で、「安く買う」と「高く売る」がっ並列に書かれていますが、重要度では、並列ではないと思っています。「安く買う」は重要度No.1です、続いて重要No.2が「高く売る」です。
安くさえ買えていれば、売る機会は幅広く考えられますし、仮に売る機会を逃しても余裕で次の機会を待つことができます。逆に高く買ってしまうと、どうにもなりません、損切り、狼狽売り、塩漬けなどに直結していきます。
上がり続けるチャートを見たりすると、自分だけチャンスに取り残された、今からでも間に合うはずだ、まだ上がるだろうとか、高く買ってしまう悲劇はよくあります。私も沢山経験ありです。
安く買うには暴落を待つ
コロナショック後は、多くの投信が一本調子で上がっていきました。その理由は、大金融緩和でお金が市場に投入されたからです。
そういう明確な背景がなければ、相場は、上がったり下がったりの動きを見せます。チャートを読んだり、業績をみたり、世の中の動きをみたり、勉強は大切だと思いますし自分も行っていますが、次に上がるか下がるかを予測するのは、なかなかに難しいです。
一番確実なのが、暴落を待つことです。毎日、新聞やSNSで暴落が取り上げられ、誰もが投げ売りをしたくなるような時に、大バーゲンセールが始まったと買い向かうことです。
リーマンショックや、ころなショックのような、大暴落がそうそう度々起こるわけではありませんが、そこそこの暴落はよく起こります。今年の年初もS&P500で確か15%近く落ちたと思います。金融緩和から金融引き締めへの、転換の動きが広く現実的に理解されて、投資家心理がリスク回避に動いた事が原因であったと考えています。
暴落で買い進むためには、準備が必要です。暴落を予想して、買い向かえるように資産の現金比率を高めておくことが必要です。暴落を予想する事ができれば苦労しないと思われるでしょうが、1~2年くらいで、暴落の買いチャンスが来るだろう程度の時間軸の幅で十分です。
ちなみに現在は、次の理由で、暴落がいつあっても不思議ではないと考えていますので、私は資産の現金比率を高めて待っております。
- アメリカのインフレ
- FRBの金利引き上げ
- FRBのQT(量的引き締め)
- ウクライナ等の世界情勢
- アメリカの動向は世界に影響大
もっともらしく書きましたが、実践ではそう簡単ではありません。昨年後半に利上げや金融引き締めが話題になり始めた時に、一旦相場が大きく下がる時が来ると思っておりましたが、私はそれは実際に利上げが始まる3月以降だと考えておりました。おかげで、1月年初からの相場の下落では、損切り被害こうむりながら、なんとか現金比率を高めたり、銘柄を入れ替えたり、大騒ぎでした。大いにい反省でした。
短期の考えならば、小さな利益で売ってもいい
自分が持っている資産は、長期保有で買ったのか、短期で利益を出せると思って買ったのか、自分なりの戦略をしっかりと持つことが大事だと思います。たとえ戦略がはずれても、戦略なしに資産を持つよりはるかにいいです。
もちろん、相場の背景を理解しなければいけません。コロナショック後の金融緩和が始まったような状況なら上がり続ける可能性を考えてもいいと思います。現在のような、インフレ、利上げ、引き締めの中では、相場の動きは不安定で、上がり続けたりする可能性は低いです。押し目買いなどで、短期を考えた戦略なら、小さな利益でも利益確定は正解だと思います。
シニアの投資は積立だけでは駄目
相場が上がった下がったと一喜一憂せず、積立投資の継続が王道であるのようなお話は沢山見聞きします。
私はなんら積立投資を否定するものではありません。私も積立投資は一部やっております。
ただ、このブログは、シニアの投資旅です。投資で若い方に比べてシニアの弱点は、時間が短いのです。20代、30代の方の積立投資は、長い時間を味方にできます。しかし、いくら人生100年時代といわれましても、シニアの時間は若い方より少ないです。シニアの積立投資ももちろんありですが、暴落で買うのようなプラッスアルファの戦略もシニアには必要だと考えております。
まとめ
言いたかった事をグラフでまとめてみました。